オリエンテーリングにはまる生活(タコかいな?)

こんにちは。Club阿闍梨のSumireと申します。

今年一年の大会参加実績は、オリエンテーリング:35、トレイルO:6 ロゲイニング:8でした。オリエンテーリングをメインに楽しんでいます。

今年は腰痛などの不調のため、長時間のロゲやOMM系の参加は控え、土日はどっちかは休むようにしましたが、それでも結構多いですね。 

今回はスポーツと無縁だった自分がオリエン三昧の生活(タコ)になるまでを書いてみました。

※タコとは:毎週どこかの大会に出なければ気が済まないオリエンティアを称してこのように呼ぶ(サンスーシWebサイトOL用語集より)

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1.まずはロゲイニングとの出会い「こんな楽しいゲームがあるなんて!」

私は元々非常に運動音痴で、小学校のころは体育のある二日前から「あさって体育がある。。」と憂鬱になってました。つまり毎日が憂鬱だったということです。大人になってもスキーをするぐらいでスポーツとは無縁でした。40歳頃まで、趣味といえば海外ひとり旅。会社の長期休暇を利用して年2回ほど、旅程を事前に決めずに自由旅行のスタイルでいろいろな国を彷徨っていました。旅行先では現地の自然公園をハイキングしたり、山の上のお寺まで登ったりとハードに歩いていたので、普段でも山登りをしてみたいなと思っていましたが当時は登山=高齢者の趣味というイメージできっかけをつかめずにいました。

そこに山ガールブームが訪れ、女性向けの日帰り登山ツアーが多く企画されるようになり、参加するようになりました。登山ツアーでは25000分の1の地形図を持参するように言われます。実際の道の通りに地図が描かれているのが面白くてずっと手に持って歩いていたところ、スタッフに「Sumireさんは地図読み講座にでるべき、絶対ハマるよ」と勧められました。

初めての地図読み講座は足柄丸太の森で、講師は田島利佳さん。午前は屋内で講習。午後は屋外でミニロゲイニングでした。「地図を見て考えて、一人で自由に山を巡れる、こんな楽しいゲームがあるなんて!」目が覚めるような出会い。それからロゲイニング大会に参加するようになりました。ロゲのルートを考えるのは自由旅行の旅程を組むのと共通する面白さがありました。

 

2.オリエンテーリングとの出会い「こんなに服が汚れるなんて!」

2014年、前年に発足したナビゲーションを楽しむクラブ「Club阿闍梨」の存在を知り入会しました。その8月に静岡OLCと合同の夏合宿が鳥追窪であり、そこではじめてオリエンテーリングを経験しました。第一印象は「こんなに服が汚れるなんて!」藪を漕いだり転んだりして傷だらけになり、服と靴は濡れた草と泥でぐちょぐちょに。40代にもなってこんな泥んこになってしまったことに衝撃を受けました。

初めて出た大会は2014年10月の朝霧オリエンテーリング大会。スタートの作法などわからず周囲の人に教えてもらい、デフケースなどもない状態で参加しました。翌11月には伊豆大島オリエンテーリング2日間大会があり、WBLで総合優勝しました。幸先のよいスタートでした。

 

3.Aクラスでこてんぱんに「絶対フラッグが撤去されている!」

翌2015年2月に裾野の深良で早大OCのオリエンテーリング大会がありました。この大会はクラスがA、Bではなくレベル4、5、6で分けられていました。説明を読んだ上で5Lにエントリーしたのですがこれが誤りでした。Bクラスとは段違いのAクラス相当の難しさ。1時間半彷徨っても見つけられなかったCPがあり、3時間以上かけて半分ほどしか回れず会場に戻って「絶対フラッグが撤去されているよ〜!」と叫んでしまいました。浮かれた気持ちに冷や水を浴びせられた感じですが、難しいからこそ面白い。さらにオリエン熱に火がつきました。

 

4.毎週のように大会参加「ズルい入賞ばかりで恐縮です!」

すっかりオリエンにはまり、毎週のように大会に出かけています。札幌や出雲まで遠征したこともありました。オリエンテーリングの魅力は難しいところ!終わってからGPSログとLapCenterを見てああすればよかった、こうすればよかったと考えるのが楽しいです。いちおう、アナリシスも書いています。今年吉田勉さんのセミナーで書き方を教わりました。LapCenterのメモ機能を使っています。各レッグのデータの下に記入できるので便利です。

年齢別クラスがある大会ではW40AとかW45Aに出ていますが、このクラスは人数がとても少なく、完走できれば入賞できることが多いです。例えば2018年11月の早慶2daysはどちらもW40Aが私だけだったので1人優勝で賞品を頂きました。阿闍梨のメンバーが表彰式の写真をFacebookに載せてくれたりして、それに「すごいね!」とコメントを頂いたりするのですが、非常に恐縮の限りです。いつか納得できる入賞ができたときは自分からドヤりたいと思っています。 

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5.オリエンきっかけでトレランも「ちゃんと24時間耐久しました!」

Club阿闍梨のメンバーは元々トレランやロードのランナーが多いですが、私は全くやっておらずロゲイニングも出始めたころは歩いて参加していました。そんななか、2015年5月に第一回が行われた松本-長野ウルトラオリエンテーリングに誘われました。60km!そんなの歩いたこともないので絶対無理。断ったのですが押し切られてしまいました。そんな長距離歩けるのか。力試しにエントリーしたのがハセツネ30でした。全く準備できずに臨みましたが、制限時間の7時間を5分オーバーしましたが完走できました。トップ選手と同じコースで声援をもらって走るのが楽しくて、それ以来20km程度で制限時間の長い大会(スリーピークス23kmなど)を選んで出るようになりました。2018年にはハセツネに無謀と思いながらも挑戦したところ23時間49分で完走することができました。暑さでたくさんの選手が道端に倒れる中歩き通しました。一生の思い出です。しばらく完走Tシャツを着てあちこち行きました。 

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6.トレイルOで「世界を目指す!」

走力のない自分が活路を見出そうとトレイルOに積極的に参加しています。これもBクラスに出てた頃は全問正解して「素質あるんじゃないか」と思ってたらAクラスでこてんぱんにやられました。正解を聞いても「そんなのわかるわけないよー」と思うような難問もしばしば。そんな中、2019年4月の安曇野の全日本トレイルO大会でAクラスで2位になり、E権をゲットしました。次回の全日本大会ではEクラスに出場できます。しかしまだまだ正答率が低く、世界への道は遠いです。

 

7.スポーツ優秀選手に「うちのどんくさい娘が!」

昨年は福井県の全日本リレーに初めて参加しました。WVクラスで点数を獲得し、ささやかながら神奈川県チームの優勝に貢献することができました。そしたら今年の1月にチームメンバーと共に神奈川県スポーツ優秀選手として表彰されることになり、授賞式に出席しました。体育のせいで毎日が憂鬱だった自分がスポーツ優秀選手賞なんて!両親が喜んじゃって、大きな賞状を飾る額縁を買ってくれました。

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8 .これから「W100Aに出る!」

せっかくの生涯スポーツなので、健康と怪我に気を付けて長く続けていきたいです。海外の大会にもいずれ行ってみたいです。あと秘かにARDF(無線機を使ったオリエンテーリング)が気になっています。